豆知識2 タックスヘイブンとその問題点ニャ

エッグベネディクト

朝ご飯はルーシーとミカの大好きな、エッグベネディクト。

スピカも美味しそうに食べています。

スピカ
国から税金を逃がすって言い換えたらどうイメージになるニャ?

ミカ
う~ん…税金が集まらなくなる…かな??

スピカ
その通りニャ!

ルーシー
タックスヘイブンは、税金がすごく安かったり、そもそも税金がかからない国だったりするの。

ルーシー
だから、有名な国だけでもすごくたくさんのタックスヘイブン国があるのよ。

ミカ
そんな国あるの!?でも税金がなかったら、国にお金が入らなくなるよ??

スピカ
正確に言うと、税金が全く掛からない訳じゃなくて、特定の税金がかからなかったり、すご~く安いんニャ。

ルーシー
法人(会社)が儲けた場合には『法人税』って言う税金が掛かるんだけど、タックスヘイブンの国では、この法人税が掛からない事が多いの。

ルーシー
例えば、ミカちゃんがお仕事をするなら、税金が取られる国と取られない国、どっちで仕事をしたい?

ミカ
う~ん、税金がとられなかったら、それだけ多くお金が残るから、税金が取られない国が良いかも!

ルーシー
そう。みんながそこに行きたいって思うわよね?

ルーシー
そうすると、他の国は税金が全く集められなくなってしまうの。

ミカ
でも、それは税金が取られないタックスヘイブンの国も同じじゃないの?

スピカ
タックスヘイブンの国では、法人税が掛からない替わりに、消費税が高かったりするニャ。

ルーシー
『商売をして儲かっても税金をかけないから、たくさんお金を使って消費税を払ってね』って考えてるわけ。

ルーシー
他にも、産業や資源が乏しい国によっては、全ての税金を安くしてでも、たくさんの人や会社を集めたかったり…、国によってそれぞれ理由は色々あるんだけど、

ルーシー
タックスヘイブンの国では、『一部の大富豪』によって、実態の無い名前だけの会社が作られたり、架空の取引をしたりして、税金を不当に逃れる為に利用されているが多いの。

ミカ
そんなのズルいよ~!! みんなキチンと税金を納めているのに、自分たちだけ逃げるなんて!

スピカ
そうニャ!だから、各国ではタックスヘイブンに税金を逃がさないように、ルールを作ってそれを阻止しようと頑張ってるニャ。

ミカ
それで自分の国で税金を払って貰えるんだね??

スピカ
理論的にはそうニャんだけど、実際には上手く逃げられるケースが多いニャ

ミカ
タックスヘイブンの国に会社を作っちゃダメ!とか、タックスヘイブンの国と取引をしちゃダメ!
って事には出来ないの??

スピカ
会社を作ったり、取り引きをする事、それ自体は法律に違反する事じゃないから、それは難しいニャ…。

スピカ
それにタックスヘイブンの国に住んでる人達も生活があるから、『税金が安い国だから取引をしちゃダメ』とか、『お金を移動させちゃダメ』って言うのは可哀想だニャ~。

ミカ
そっか~。それもそうだね。

ルーシー
だからタックスヘイブンの国に会社を作る場合には、キチンと会社として運営をして、不自然な取り引きをしちゃダメ。って言うルールを作っているの。

ルーシー
このルールを破ると、『租税回避』って言われて、国に怒られちゃうの。

ミカ
『租税回避』って言うのは、税金を逃れるって意味だったよね?

スピカ
そうニャ♪

ミカ
それじゃ、『脱税』ってことなのかな??

スピカ
『租税回避』も『脱税』も税金を逃れることは一緒なんニャけど、大きく違う事があるニャ!

ミカ
そうなんだ!一体どこが違うの!?

ルーシー
それじゃ、続きはまた次回で♪

続く→

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