ルーシー

チョコレートは国によっては贅沢品として、また別の国によっては健康の害になるから…と言うふうに、罰金のように税金の対象とされる事もあるのよ。

ミカ

健康の害ってどういう事？

スピカ

平たく言うと、メタボになるからってことニャ。

ミカ

でも、それならクッキーの方がバターや砂糖をたくさん使っているんじゃない？

ルーシー

そうなの。だから、チョコだけじゃなくて、バターや肉、乳製品。一定以上の脂肪が含まれている食べ物が全て税金の対象となったわ。

ミカ

え～。それじゃ、クッキーやパンも税金がかかるって事？

スピカ

そうニャ！市民の生活は大打撃ニャ！

ミカ

それはやだよ～。朝ごはんのパンまで罰金みたい。

ルーシー

だから、この税金は市民の反対によって、わずか１年あまりで廃止されたわ。

ミカ

そうなんだ！よかったね～。

スピカ

でも、贅沢品としての課税は行っている国があるニャ！

スピカ

これも、原材料のカカオの含有量が多かったら税金がかかったり、板チョコは贅沢じゃないから税金がかからなかったりするニャ。

ミカ

判断がよくわからないね

スピカ

他にも『ポテトチップス税』『光るおもちゃ税』『独身税』なんて、変わった税金がいっぱいあるニャ

ルーシー

その土地の事情や、慣習、政策によって色々な税金があるのね。

ミカ

光るおもちゃに税金をかけて、何になるのかなぁ

スピカ

その国では、犯罪に激しく光を放ったり、火花が飛び散るおもちゃが、よく使われていたらしいニャ。

スピカ

この税金のおかげで、犯罪が激減したと言う話ニャ！

ミカ

それはすごいね！考えた人は偉いよ！！

ルーシー

そうね。それに私達の生活に良い影響があるのなら。みんな喜んで払うものね。

スピカ

そうニャ。天界ではチョコレート税が取られる心配はないから、来年は楽しみにしてるニャ

ルーシー

そうね。それじゃミカちゃん、来年はとびっきりのおいしいチョコレートをつくりましょ。

ミカ

そうだね♪スピカの等身大チョコを作ってあげるよ

スピカ

そこまで重いものは受け止めきれないニャ！

と言うことで、スピカはルーシーとミカからチョコレートを貰うことが出来ませんでしたが、それ以上に２人の優しい心を感じたのでした。

めでたしめでたし？？

さて、次回はホワイトデー。スピカのお返しの物語をお楽しみに～

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